釣り場に到着して海をのぞくと、そこには見事なまでの濁り。昨日の雨が原因なのか、海底の泥が巻き上がったのか、とにかく海の中がまったく見えません。
こんなとき、「濁った海では何色のルアーを使えばいいの?」と悩んだことはありませんか?
釣具店に行けば、チャート、ピンク、ゴールド、ブラックなど、色とりどりのルアーが並んでいます。しかし、どの色が濁りに強いのか、理由まで理解して選んでいる人は意外と少ないものです。
実は、海が濁ると水中の光の届き方や色の見え方が変化するため、ルアーカラーの選び方も重要になります。 ただし、派手な色を選べば必ず釣れるというほど、魚の世界は単純ではありません。
この記事では、濁った海でおすすめのルアーカラー5色を紹介するとともに、それぞれの色が持つ特徴や、濁りの強さに応じた選び方をわかりやすく解説します。

この記事でわかることは以下の通りやで~!
- 海が濁っているときにルアーカラーが重要な理由
- 濁った海でおすすめのルアーカラー5選
- 濁りの強さに応じたルアーカラーの選び方
- 天候や水深による色の見え方の違い
- 蛍光色と夜光色の違い
読み終えるころには、濁った海を前にしてルアーケースを開き、どの色にするか延々と悩む時間も減るはずです。
せっかく釣りに来たのですから、ルアーの色選びだけで日が暮れてしまうのは避けたいところです。
それではどうぞ!
海が濁っている時はルアーカラーが重要?

海が濁っているときは、ルアーの色選びが重要なポイントの一つになります。
というのも、海水に泥や砂などが混ざると光が散乱・吸収され、水中での色の見え方が変わってしまうからです。
人間でも、泥水の中に落とした財布を探すのは至難の業。それを魚にやらせようというのですから、なかなか無茶な話です。
そこで意識したいのが、ルアーの目立ちやすさと、背景との明暗差(コントラスト)です。
例えば、チャートやホワイトなどの明るい色が有効な場合もあれば、ブラックのような暗い色の方がシルエットを強調できる場合もあります。
つまり、「濁ったら派手な色を投げておけばいい」というほど単純な話ではありません。
もちろん、それで釣れることもあります。しかし、何も考えずに蛍光色を投げ続けるのは、暗闇でネオン看板を振り回して客を呼び込むようなもの。目立てばいいという商売でもないのです。
大切なのは、濁りの強さや光の条件に合わせてカラーを選ぶこと。
魚の気持ちはわかりませんが、少なくとも魚からどう見えるかを考えることはできます。
濁った海でおすすめのルアーカラー5選
海が濁っているときは、派手な色を選べばいいというわけではありません。
重要なのは、水中での目立ちやすさと、背景との明暗差(コントラスト)です。
釣具店には、蛍光色から金ピカまで、実に景気のよさそうなルアーが並んでいます。しかし、魚がその派手な外見に感動して食いついてくれる保証はどこにもありません。
ここでは、濁った海で試してみたい5つのカラーを紹介します。
① チャート系|濁り対策の定番カラー
チャートとは、蛍光イエローや蛍光グリーンなどの鮮やかな色のことです。
濁った海で使うルアーカラーとしては、定番中の定番でしょう。
チャート系の強みは、光が届く環境で鮮やかな色合いを生かせること。 特に、ある程度の明るさが残る濁りでは有力な選択肢になります。
ただし、蛍光色だからといって、真っ暗な泥水の中で勝手に光り始めるわけではありません。
釣具店では救世主のような顔で陳列されていますが、光がなければその能力も発揮できないのです。
高い金を払って雇った外国人助っ人が、いざ試合になると「今日は調子が悪い」と言い出すようなもの。
チャートは万能ではなく、光が届く条件でこそ試したいカラーです。
② ピンク系|明るさと存在感を生かすカラー
ピンク系も、濁った海で試したいアピールカラーの一つです。
特に蛍光ピンクは鮮やかな見た目が特徴で、チャート系と並んで人気があります。
ただし、水中では赤系の光が吸収されやすく、陸上で見た鮮やかなピンクがそのまま魚に見えているとは限りません。
水深や濁りの種類によって見え方が変わるため、チャート系と使い分けるのがおすすめです。
人間からすれば、いかにも釣れそうな蛍光ピンク。しかし魚からすれば、何とも冴えない色に見えている可能性もあります。
こちらが必死に選んだ勝負服も、相手からすれば近所のスーパーへ行く格好と大差ないのです。
人間に派手に見えることと、魚に目立つことは別問題だと覚えておきましょう。
③ ホワイト系|明暗差で存在感を出すカラー
ホワイト系は、幅広い波長の光を反射するのが特徴です。
周囲の水や背景が暗い場合には、明暗差によってルアーの存在を際立たせられる可能性があります。
特にパールホワイトは、光の当たり方によって見え方が変化するため、濁りのある海でも試したいカラーです。
ただし、背景が明るい場合や濁りが極端に強い場合には、必ずしも目立つとは限りません。
白い服を着れば目立つという理屈なら、雪山の遭難者は全員白いスーツを着ているはずです。実際にはそんな馬鹿げた話はありません。
ルアーも同じで、重要なのは周囲との違いです。
ホワイトは、背景とのコントラストを意識して選びたいカラーといえるでしょう。
④ ブラック系|シルエットを強調するカラー
「濁った海で黒いルアー?」
そう思う人もいるかもしれません。しかし、ブラック系も立派な選択肢です。
ブラックの特徴は、光をあまり反射しないこと。
水面方向などの明るい背景に対しては、黒いシルエットがはっきり浮かび上がる場合があります。
つまり、ルアーを目立たせる方法は、何も蛍光色でギラギラさせることだけではないのです。
ただし、暗い海底を背景にすると逆に見えにくくなることもあります。
釣具店では蛍光色のルアーが盛大に自己主張する一方、ブラックは売り場の隅でひっそりと佇んでいます。
まるで繁華街の客引きを無視して、路地裏で黙々と営業する職人のような存在です。
もっとも、魚が食いつかなければ、ただの黒いプラスチック。職人も仕事がなければ無職と大差ありません。
⑤ ゴールド系|光の反射でアピールするカラー
ゴールド系は、金属光沢による光の反射が特徴です。
特にメタルジグやスプーンなどでは、ルアーの向きが変わることで生じる反射光(フラッシング)を利用できます。
濁りがあっても光がある程度届く環境なら、反射によってルアーの存在を知らせられる可能性があります。
ただし、泥濁りが非常に強い場合や光量が少ない場合には、その効果も期待しにくくなります。
金色だから釣れるという単純な話ではありません。
人間社会では、とりあえず金色に塗っておけば高級品として売れることもあります。金色の時計、金色の財布、果ては金色の便器まで存在する始末です。
しかし、魚にそんな成金趣味があるという話は聞いたことがありません。
ゴールド系は、金色そのものよりも、光の反射を生かせる状況で選ぶことが大切です。
迷ったときはどう選ぶ?
ここまで紹介した5色には、それぞれ異なる特徴があります。
- チャート・ピンク系: 鮮やかな色合いを生かしたいとき
- ホワイト系: 暗い背景との明暗差を意識するとき
- ブラック系: 明るい背景に対してシルエットを強調したいとき
- ゴールド系: 光の反射を利用したいとき
重要なのは、濁った海で必ず釣れる色など存在しないということです。
濁りの強さや光の条件によって、魚からの見え方は変化します。
釣具店の「爆釣カラー!」という景気のいい宣伝文句を信じて、同じ色のルアーを大量購入する必要はありません。
釣れるかどうかもわからないプラスチック片に、何千円も注ぎ込むのが釣り人という生き物ですが、せめて色ぐらいは理屈を持って選びたいところです。
濁りの強さによってルアーカラーを使い分けよう
海の濁りといっても、少し白っぽい程度のものから、もはや味噌汁と区別がつかないものまでさまざまです。
当然、濁りの強さによって水中の光の届き方も変わるため、ルアーカラーも使い分けたいところです。
そこで、私がおすすめする濁りの程度別のルアーカラーを以下の表にまとめました。
| 濁りの状態 | おすすめカラー | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 薄い濁り | ゴールド・ピンク | 光の反射や鮮やかさを生かす |
| 強い濁り | チャート・ホワイト | 色の鮮やかさや明暗差を生かす |
| 泥濁り | ブラック | 明るい背景に対してシルエットを強調する |
※あくまで筆者個人のおすすめです。水深や天候、背景の明るさによって適した色は変わります。
① 薄い濁り|ゴールド・ピンクがおすすめ
海底がうっすら見える程度の濁りなら、ゴールドやピンクをおすすめします。
まだ光が比較的届きやすいため、ゴールドのフラッシングやピンクの鮮やかさを生かせる可能性があるからです。
特にゴールドは、光の反射によってルアーの存在を知らせたい場面で試したいカラーです。
少し濁った程度なら、まだ大騒ぎする必要はありません。
微熱が出ただけで遺書を書き始めるようなものです。とりあえず落ち着いて、手持ちのルアーから試してみましょう。
② 強い濁り|チャート・ホワイトがおすすめ

海底がほとんど見えないほど濁っている場合は、チャートやホワイトをおすすめします。
チャートは光が残る環境で鮮やかな色合いを生かせるほか、ホワイトは暗い背景との明暗差を作りやすいカラーです。
私なら、まずチャートを試し、反応がなければホワイトに変更します。
ただし、チャートが常に魚から見えやすいとは限りません。
蛍光色を投げているだけで釣れるなら、釣具店の売り場はもっと平和な場所になっているはずです。
派手さだけに頼らず、背景とのコントラストも意識することが大切です。
③ 泥濁り|ブラックがおすすめ

大雨の後などで、海が茶色く濁っている場合は、ブラックをおすすめします。
ブラックは光をあまり反射しないため、水面方向などの明るい背景に対してシルエットを強調できる場合があります。
ただし、極端な泥濁りでは光そのものが届きにくくなるため、ブラックでも十分に見えるとは限りません。
正直、ここまで濁っていると、ルアーの色を変えたところで劇的な改善は期待しにくいでしょう。
魚にルアーを見せているというより、泥水に高価なプラスチックを寄付しているようなものです。
それでも釣りたいなら、私はまずブラックを選びます。
泥濁りでは派手さよりも、明るい背景に対するシルエットの見えやすさを重視するという考え方です。
もちろん、暗い海底を背景にする場合などは逆効果になることもあります。
今回紹介したカラーの組み合わせは、あくまで私なりのおすすめです。
薄い濁りならゴールド・ピンク、強い濁りならチャート・ホワイト、泥濁りならブラック。
まずはこの組み合わせを基準にして、実際の釣り場で魚の反応を確かめてみてください。
ルアーカラーに絶対の正解はありませんが、何も考えずに釣具店の宣伝文句を信じるよりは、よほど建設的な選び方になるはずです。。
濁った海でルアーカラーを選ぶ際の注意点
ここまで濁りの強さに応じたおすすめカラーを紹介してきましたが、実は同じ濁り具合でも、天候や水深によってルアーの見え方は変わります。
つまり、チャートやブラックを用意したからといって、すべて解決するわけではありません。
釣具メーカーもそこまで面倒を見てくれないのです。
① 天候や水深によって色の見え方は変わる
水中では、太陽の光が吸収・散乱されるため、水深が深くなるほど光が弱くなります。
また、晴天と曇天でも水中に届く光の量は異なります。
そのため、同じチャートやピンクでも、浅場と深場では魚からの見え方が違う可能性があります。
例えば、晴れた日の浅場なら鮮やかなカラーを生かしやすい一方、光の少ない深場では色の鮮やかさだけに頼らない選び方が必要になります。
陸上では派手な蛍光ピンクも、水中では期待したほど目立っていないかもしれません。
人間が鏡の前でどれほど決め顔をしても、魚には知ったことではないのです。
② 蛍光色と夜光色はまったくの別物
チャートやピンクなどの蛍光色と、暗闇で光る夜光色は混同されがちですが、仕組みが異なります。
蛍光色は光を受けて蛍光を発する色、夜光色(蓄光タイプ)は光を蓄えて暗い場所でも一定時間発光する色です。
つまり、蛍光色は真っ暗な場所で勝手に光り続けるわけではありません。
一方、夜光色も永久に発光するわけではなく、時間が経てば徐々に暗くなります。
「暗闇でも光る!」という宣伝文句に釣られて購入したものの、肝心な場面ではすっかり光を失っていることもあります。
電池切れの懐中電灯を持って洞窟に入るようなものです。
蛍光色と夜光色の違いを理解し、光の条件に合わせて選びましょう。
まとめ|濁った海ではルアーカラーを使い分けよう!
海が濁っているからといって、必ずしも釣れないわけではありません。大切なのは、濁りの強さや光の届き方に合わせてルアーカラーを選ぶことです。
今回紹介した、私がおすすめするカラーは以下のとおりです。
- 薄い濁り:ゴールド・ピンク
- 強い濁り:チャート・ホワイト
- 泥濁り:ブラック
もちろん、これが絶対の正解というわけではありません。魚に直接アンケートを取ったわけでもないので、最終的には現場で試すしかないのです。
釣具店には「爆釣カラー」「最強カラー」など、景気のいい宣伝文句が並んでいます。しかし、新色が出るたびに財布の紐を緩めているのは、魚ではなく我々釣り人です。
まずは手持ちのルアーを使い分け、魚の反応を確かめてみましょう。
それでも釣れなければ、潔く帰るのも一つの手です。泥水に向かって何時間も高価なプラスチックを投げ続ける姿は、冷静に考えればなかなか異様な光景です。
もっとも、それを懲りずに繰り返すのが釣り人という生き物なのですが。
当ブログでは、そんな懲りない釣り人に向けた釣りの知識や道具の紹介をはじめ、海の生き物、水族館、ダイビングなど、海遊びに関するあれこれを発信しています。
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それではまた別の記事でお会いしましょう!!


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