「え、首里城ってまだ工事中なの?」
そんなふうに思った方、私だけじゃないはずです。
実際に行ってみた感想を正直に言いますと——
たしかに、まだ“あの壮大な首里城”は完全には戻ってきていません。
建設用の足場やシート、工事の音……正直、ちょっと「微妙かも?」と思った瞬間もありました。
でも——
だからこそ、今しか見られない首里城の姿が、そこにはありました。
これは、再生の真っ只中にある「沖縄の心」を見届ける、ある種の“特別な体験”。
再建に向けて一歩ずつ進むその様子を、自分の目で確かめられるのは、今、この瞬間だけです。
今回は、そんな首里城の「現在(いま)」をレポートしてまいります。
これから行こうかな?と思っている方の参考になれば幸いです。

今回の記事の内容は以下の通りやでぇ~。
・首里城の改修はいつまで?
・現在の工事の様子は?
・改修中でも楽しめる見どころは?
・首里城観光の所要時間や料金・アクセス
それではどうぞ!
首里城って今どうなってる?改修はいつ終わる?
「首里城は、もう元通りになったんですか?」
——そう聞かれたら、私はこう答えます。
「うーん、正直まだまだ。でも、今しか見られない首里城があるんですよ」と。
2019年10月31日、火災によって焼失してしまった首里城。
沖縄の象徴であり、人々の心の拠り所だったこの場所は、いま再建工事の真っただ中にあります。
首里城の正殿が完全に復元されるのは、2026年の秋が予定されています。
つまり、この記事を書いている2025年現在、あと約1年半ほど先の話です。
現在は、正殿跡地を大きな足場と白いシートが覆い、建設中の様子がちらりちらりと垣間見える……そんな状況です。
「え、じゃあ行ってもあんまり見られないの?」
と思うかもしれません。
わかります、その気持ち。私も正直、期待と不安が半々でしたから。
でも、実際に行ってみると、ただの工事現場ではなかったのです。

復元のプロセスそのものが観光コンテンツ
首里城は、焼け落ちたまま放置されているわけではありません。
むしろ、再建の「今しか見られない姿」が、ある意味「観光の主役」になっているのです。
たとえば:
✅ 正殿の建築現場をガラス越しに見学できる「首里城復興展示室」
✅ 再建に使われる木材や道具の展示
✅ 職人さんの作業風景が映し出されるモニター
✅ 復元の過程を知るパネル展示
「この柱一本に、どれだけの手間と技が詰まっているのか」
「この朱色が、どれほどの人の想いを背負っているのか」
——そんなことを知るほど、たとえまだ完成していなくても「来てよかったな」と思えるのです。

再建は「未来への約束」——工事完了は2026年秋予定
首里城の再建には、地元の人たち、伝統工芸の職人、全国から集まった支援の力が結集しています。
完成予定は2026年秋。
でも、首里城は“完成した瞬間”だけが価値ではありません。
「焼けて、再び立ち上がる」その道のりこそが、人々の記憶に残る特別な景色なのです。
だからこそ——
「完成してからでいいや」じゃ、もったいない。
今しか見られない、復元途中の首里城こそ、逆にレア体験です。
改修中でも楽しめる!首里城の見どころ
「いやいや、工事中なのはわかった。でもさ、他に見るとこあるの?」
——ええ、ありますとも。
たしかに、あの鮮やかな朱色の正殿はまだ“再建中”です。
でも、首里城はそれだけじゃありません。改修中でも楽しめる「見どころ」はしっかり揃っています。
守礼門(しゅれいもん):首里城の顔は健在!
まずは、誰もが一度は写真で見たことがあるであろう「守礼門(しゅれいもん)」。
あの有名な「琉球王国の顔」は、火災とは無関係だったため、今も美しくその姿を保っています。
朱色の屋根と、独特のアーチ型のデザインは、まさにフォトスポット。
「なんだかんだ、やっぱり守礼門はテンション上がるな」と、私も思わずカメラを構えました。
行けば絶対、誰もがパシャリと撮るやつです。

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん):世界遺産も見逃し厳禁
さらに、首里城の敷地内には、世界遺産にも登録されている「園比屋武御嶽石門」があります。
琉球王国時代、国王が旅に出る際に安全祈願をしていたという、由緒正しき聖地。
焼けても朽ちず、今も静かにたたずんでいます。
この石門は、どこか神秘的な空気をまとっていて、個人的にはかなり“推しスポット”です。
「なんかパワー感じるな……」と、思わず立ち止まってしまいました。

夜のライトアップもおすすめ
そして、もし時間が許せば、ぜひ夜まで粘ってみてください。
守礼門や城壁がライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気になります。
人も少なくなってくるので、静かに首里の風を感じるにはぴったり。
「工事中の首里城でも、夜はちゃんとキレイだったよ」と、しっかり写真も撮れました。
改修中でも「行ってよかった」と思えた理由
・守礼門や世界遺産はそのまま見られる
・復興途中の姿は今しか見られない
・ライトアップも幻想的
たしかに、ド派手な絶景ではないかもしれません。
でも「焼け落ちた城が、もう一度立ち上がろうとしている」——その瞬間を見届けられるのは、何より特別なことだと感じました。
首里城の基本情報(料金・アクセス・所要時間)
「行ってみたいけど、どこにあって、いくらで、どれくらい時間かかるの?」
——そう、そこ大事ですよね。
というわけで、首里城観光の「基本のキ」を、わかりやすくまとめておきます。
首里城公園の場所とアクセス
首里城は、沖縄県那覇市首里金城町1丁目にあります。
そう、那覇空港からもアクセスしやすい、市街地にあるのが魅力です。
✅ ゆいレール「首里駅」から徒歩約15分
✅ バスなら「首里城公園入口」で下車すぐ
✅ 車なら那覇空港から約30〜40分(渋滞注意)
私はレンタカーで行きましたが、土日は周辺がやや混むので、時間に余裕を持つことをおすすめします。
首里城の料金
ここ、ちょっとややこしいので要注意です。
✅ 首里城公園(守礼門や城壁エリア)→ 無料
✅ 有料区域(奉神門〜再建中の正殿エリア)→ 大人400円・中高生300円・小学生160円
つまり、「なんとなくお城の雰囲気だけ楽しみたい」なら無料でOK。
「工事中でも正殿の現場を見たい」「展示を見学したい」なら有料区域に入る必要があります。
私はせっかくなので有料エリアも入りましたが、400円なら「まあアリかな」と思いました。
それくらい、復興展示は興味深かったです。
所要時間の目安
首里城観光の所要時間は、、、
✅ ざっくり見て回るだけなら:1時間〜1時間半
✅ 展示や歴史にじっくり浸るなら:2時間〜2時間半
私は1時間ほどで回りましたが、写真を撮ったり展示をしっかり読んだりすると、結構時間はあっという間に過ぎていきます。
「見どころは守礼門だけかな」と思って行くと、案外「お、意外と楽しいやん」となるので、時間にはちょっと余裕を持つといいです。
開園時間
4月~6月、10月~11月:8時30~19時(最終入場18時30分)
7月~9月:8時30~20時(最終入場19時30分)
12月~3月:8時30~18時(最終入場17時30分)
無料区域は8時から入れます。念のためHP等で最新情報はチェックしておくべし!
沖縄の日差しは強烈ですので、夏場なら午前中か、夕方に行くのがおすすめです。
私は昼間のカンカン照りで若干バテました……。
まとめ:基本情報のポイント
- アクセス:那覇市内、ゆいレール&バスもOK
- 料金:有料区域400円、無料でも楽しめる
- 所要時間:1時間〜2時間
- 開園時間:8:30〜18:00
これさえ押さえれば、首里城観光はバッチリです。
まとめ:改修中でも首里城は行く価値あり!
正直に言いますと、改修工事中の首里城は「完成した壮麗な姿」と比べると、華やかさでは劣ります。
でも、それでも私は「行ってよかった」と胸を張って言えます。
なぜなら、首里城は今、再生の真っ只中にあるからです。
足場やシートに覆われた姿は、まるで歴史のライブステージ。
完成後の姿だけが「首里城」ではなく、この道のりそのものが、沖縄の人々の誇りと未来への約束なのです。
訪れた誰もが、そうした「復活の物語」を肌で感じることができます。
そして何より、今しか見られない景色を、自分の目で確かめることができるのは、この時期に訪れる人の特権です。

この防音が見られるのも今だけ。。。
最後に
「完成した首里城をまた見に来たい」と思える。
それだけでも、今訪れる意味があると私は思います。
もし、これから沖縄に行く予定があれば、ぜひ首里城にも足を伸ばしてみてください。
「今しか見られない」貴重な体験が、きっと待っていますよ。
ご覧いただきありがとうございました。私のブログでは他にも宮古島や石垣島など様々なテーマで書いておりますので是非そちらもご覧ください!
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それではまた沖縄の旅でお会いしましょう!!
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