伊良部島。
宮古島の西に浮かぶこの小さな島は、ただの観光地ではありません。
海の色に魅せられて渡る人、名物のカツオ料理を求めてやって来る人、そして港町の静かな時間を味わいたい人。理由はさまざまですが、一度訪れたら「また戻ってきたい」と思わせる、不思議な力を持っています。
今回の旅のテーマは、伊良部大橋の絶景ドライブと、港町でいただく本場のカツオ料理。
無料で渡れる橋として日本最長を誇る伊良部大橋は、天候や時間によって海の色が変わり、渡るたびに新しい表情を見せてくれます。
そして、橋を渡った先に広がる港町には、どこか懐かしい街並みと、地元漁師が誇る海鮮グルメが待っています。
旅先ではつい観光名所を駆け足で巡ってしまいがちですが、伊良部島はそう急かせません。
むしろ、潮風に吹かれながら港を歩き、店先のメニューを覗き込み、あれこれと迷う。。そんな時間こそが、この島の贅沢なのです。

この記事の内容は以下の通りやでぇ~!
・伊良部大橋の絶景ドライブ体験
・港町を歩きながら見つけたフォトジェニックな風景
・伊良部島名物・カツオ料理の魅力とおすすめ店
・伊良部大橋の絶景ドライブ体験
・港町を歩きながら見つけたフォトジェニックな風景
・伊良部島名物・カツオ料理の魅力とおすすめ店
それではどうぞ!
旅のはじまりは、海の上を走るような橋から
宮古島から車で伊良部島へ。
その距離、およそ3.5km。けれども、ただの距離感では計れない感動がそこにはあります。
伊良部大橋。無料で渡れる橋としては日本最長!
正直、渡り始めて数秒で「いや、長すぎでは?」と笑いがこみあげます。
橋の向こうに広がるのは、青というより透きとおった翡翠色の海。
まるで橋ごと空中に浮かんでいるような錯覚に陥ります。
この橋、天気によって見える海の色が変わるのも魅力です。
快晴の日はガラス細工のような透明感、曇りでも深みのあるブルー。
運転席から見ても美しいですが、助手席でぼんやり景色に浸るのもおすすめです。
やはり伊良部の見所としては伊良部大橋は外せません!
やっぱり景色が美しい。。
伊良部大橋を渡って車を走らせると、やがて視界の先に港が見えてきます。
ここが伊良部島の海の玄関口、佐良浜漁港です。
港に近づくと、まず目に飛び込んでくるのは、想像以上にカラフルな建物たち。
青やピンク、レモンイエロー。まるで地中海沿岸の港町に迷い込んだような錯覚を覚えます。

しかし、ただ色鮮やかなだけではありません。
道はどこも細く、車一台がやっと通れるほど。
その両脇には低い家並みや漁具置き場が続き、潮の香りが漂います。
漁船が静かに揺れ、遠くでカモメの鳴き声が響く。そんな時間の流れ方は、都会のそれとはまったく別物です。はぁ、素敵。。
通りを歩けば、隠れ家的なカフェがふいに現れ、海辺のにおいを楽しみながらのチルタイム。。

建物の色合いと、漁師町ならではのざらついた質感の組み合わせが、不思議と絵になる。
これが、旅先でしか出会えない“風景の奥行き”なのかもしれません。

伊良部島といえば…カツオ!
佐良浜漁港を歩いていると、ふと漂ってくるのが新鮮な魚の香り。
この港は沖縄県内でも有数のカツオの水揚げ量を誇り、漁港周辺にはその恵みを味わえるお店が点在しています。
中でも外せないのが「おーばんまい食堂」。
港のすぐそばにあるこの食堂では、丼からあふれそうなほど海鮮を盛った海鮮丼が名物です。
マグロやイカの中に混ざる、ピカピカと光るカツオの切り身。これがまた鮮度抜群。
醤油をひと垂らしして頬張れば、脂の甘みと赤身の旨味が口いっぱいに広がります。
「おーばんまい」とは宮古方言で“たくさん食べなさい”の意味だそうで、その言葉通りの内容で大満足。


しかし、港グルメの真骨頂はここからです。
漁港の一角には、その場で食べられるカツオの刺身を提供してくれる小さな売店があります。
値段は驚きの500円。
注文すると、港のおばちゃんがざくざくと包丁を入れ、皿いっぱいに盛ってくれます。

安すぎやで。。
わさび醤油をつけて口に運べば、「これが本物か…」と思わず心の中でうなります。
余計な演出も、飾りもない。ただ漁師町の日常の中に、最高の贅沢があるのです。
港の風景を眺めながら、潮風とともにいただくカツオの刺身。
観光ガイドには載っていないかもしれませんが、この体験こそが伊良部島らしさそのものだと感じます
港町をのんびり散歩する贅沢時間
観光スポットや有名グルメを巡るのも旅の醍醐味ですが、伊良部島では「何もしない時間」もまた格別です。
特に佐良浜漁港周辺は、それほど広くない町並みを、ゆったりと歩くだけでも十分楽しめます。
細い路地を抜けると、カラフルな家並みが現れ、海風に乗って潮の香りがふわりと漂います。
振り返れば港に停泊する漁船が見え、足元には地元の猫がひょっこり顔を出す。
観光ガイドに載っている“絶景スポット”とは違い、そこにあるのは地元の人々の日常です。
それがなぜか、旅人の心をゆるめてくれる。
都会では味わえない静けさと、流れる時間のゆるやかさが、ただ歩いているだけで体に染み込んできます。

こういう観光地っぽいところがあると絶対写真を撮ってしまいます(笑) こんな感じのフォトスポットを巡る旅とかも面白いかもしれませんね!
伊良部大橋の夕景で旅を締めくくる
帰り道、もう一度伊良部大橋を渡ります。
夕方になると、朝とはまた違った表情を見せるのです。
西の空がオレンジ色に染まり、その光が海面に反射してきらめく瞬間。
この景色を見ながら、「また来たい」と心から思えるのが伊良部島のすごいところです。
まとめ
伊良部島は、伊良部大橋の絶景ドライブ、港町の温かい街並み、そして新鮮なカツオ料理。どれもが旅を豊かにしてくれる要素です。
派手な観光地ではないけれど、その分、訪れた人だけが味わえる特別な時間があります。
今回の旅で感じたおすすめポイント
・帰路の夕景は最高の締めくくりになる
・伊良部大橋は渡る時間帯で海の色が変わり、何度でも楽しめる
・港町の路地歩きで地元の人との交流が生まれる
・カツオ料理は丼・たたき・天ぷらなど多彩で飽きない
・カフェで過ごす時間が、旅の疲れを心地よく癒してくれる
是非、皆さんも伊良部のにおいをじかに感じてきてください!
それでは最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
また、別の記事でお会いしましょう!!
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